GPS誕生に貢献した日本人
私は今回知ったのだが、米国に「発明者の殿堂(Inventors Hall of Fame)」と言うものがある。公募した推薦を審査して、毎年十数名が殿堂入りすることになっているようだ。
2010年に殿堂入りする人々が3月31日に発表された。この事はCNET Japanでも報じられているので、既にご存知の方も居るだろう。
今回殿堂入りした一人に、GPSに直結する技術の発明者としてNRL(Naval Research Laboratory;米国海軍研究試験所)のRoger Eastonが選ばれた。現職の研究者ではなく、日本流に言うと「顧問」の様な地位の人物らしい。
しかし、GPS World誌がこれに異論を唱えている。
同誌は、現在のGPS技術の中核を成すアイデアを考案したのは、1960年代に米国Aerospace Corporationに所属していたナカムラ ヒデヨシ(Hideyoshi Nakamura)と同僚のJames B. Woodfordだとしている。「詳細は本誌5月号に掲載」(紙媒体と全く同じ内容の電子版、Digital Editionだけなら無料で購読できる)とあるが、興味を引かれたので少し調べてみたら、かなり因縁じみた話が背景にあるらしい事がわかってきた。
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