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2014年6月16日 (月)

PSUを交換したらメモリーの問題も解決した

PSU (電源ユニット) が壊れた事を取り上げた記事に書いたスリープの不調が治ったのに似た話だが、PSU交換以前はうまくいかなかったメモリーモジュールの4枚刺しができるようになった。

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PSU交換以前の状況

4枚刺しにするとBIOSによる初期化中に再起動を繰り返し、結局OSの起動までたどり着けない現象が発生していた。メモリーモジュールの枚数を減らし刺す位置を変えて試したら、CPUに一番近い#1のDIMMスロットにメモリージュールを刺すと、別に4枚でなくて1枚だけでもうまく起動できない場合があることが分かった。

この時はマザーボードのDIMMスロット#1が壊れかけているのだと思った。PSUを交換したら問題なく使える。どうやらこう言うことらしい。BIOSは電源が立ち上がった直後にDIMMスロット#1からメモリーのチェックを始めるが、不調だったPSUでは出力電圧が安定していないので誤って正常に動作していないと判定してしまう。この場合メモリーの設定を修正して電源OFF/ON、そして再チェックするわけだが、いくら修正してもOKにならないから再起動ループが終わらない。

メモリーモジュールが刺さっていない場合の「メモリーなし」は誤判定しない。DIMMスロット#2をチェックする頃にはPSUの出力電圧が何とか安定していたのではないだろうか。

今まで#2と#4に2GBモジュールを刺して合計メモリー4GBのデュアルチャネル構成で使っていたのだ。

 

元々共存は無理と言われる組み合わせ

4枚刺ししようとしていたのは、実は異なる銘柄の2枚組DDR2-1066メモリー2組だった。

Dimms

異なる銘柄のメモリーモジュールを混ぜて使わないこと。これはオーバークロッカーの常識である。実際この組み合わせもDDR2-1066の設定でマトモに起動できるようにするのはかなり難しく、安定して動かすのはほとんど無理だと思った方が間違いない。

 

オーバークロックしなければ共存可能

4枚刺しにしようとしているメモリーモジュールに使われているのはDDR2-800チップである。モジュールベンダーがDDR2-1066にオーバークロックできるものを選別し、動作条件をSPDに書き込んでいるのだ (EPP #1)。

Spd1

Spd2

銘柄が違うとDDR2-1066としての動作条件が微妙に異なる。タイミングをチップの能力よりも遅くする (設定する値を大きくする) のは通常安全サイドなので、遅い方のチップに合わせればリスクは無い。しかし電圧は規定値よりも低すぎると動作が不安定になり、高すぎると消費電力が増えてチップ温度上昇を招き、これも結局不安定動作の原因になる。

たぶん両方のモジュールが安定動作する動作条件はあり得るのだと思う。それを狙って手動設定してもBIOSのオーバークロック支援機能が勝手に修正してしまい、結局安定動作可能な設定にたどり着けないでいるような印象が強い。

チップ本来のスピード、例えばJEDEC #3のFrequency 400MHz (DDR2-800に相当) なら、電圧はどちらも1.8Vだからタイミングを遅い方に合わせれば安定動作する。

Memory

ただし、いきなり4枚刺しで起動してBIOS設定しようとしてもうまくいかない場合が多い。メモリーモジュール1枚で起動してBIOS設定を行い、そのあとで残りのモジュールを刺すようにする必要がある。また設定そのものも「Auto」の項目があるとBIOSが勝手に修正しそうなので、すべて値を手動で決めてやる。ただこうやってもBIOSがオーバークロック失敗と判断して勝手に修正してしまう場合があるようだ。

 

DDR2-1066と800のパフォーマンス

せっかくのDDR2-1066を800で使うのはもったいない? 確かにそれはある。しかし組み合わせて使っているCore2 Duo E8500 CPUのFSB帯域幅は10.6GB/sだ。デュアルチャネルで使っているDDR2-1066の帯域幅は17.0GB/s、800でも12.8GB/sなので、どちらを使ってもメモリーがボトルネックにならないから、影響ないはずである。これは本当だろうか。

DIMMスロット#1と#3に刺しているメモリーだけを使いMaxMEM Previewベンチマークを行うと1066の方が若干早い。

1066

800

DDR2設定 項目 結果 DDR2-1066対比 [%]
1066 Copy 7628 [MB/s] 100
Read 7085 [MB/s] 100
Write 7085 [MB/s] 100
Latency 70.4 [ns] 100
800 Copy 7218 [MB/s] 94.6
Read 6806 [MB/s] 96.1
Write 6863 [MB/s] 98.4
Latency 77.0 [ns] 109.4

しかしその違いの程度はクロックの違い (75%または133%) に比べるとかなり小さいから、FSBがボトルネックになっているのは事実だと考えてよいだろう。今回は4GBで最大10%早いメモリーよりも、若干遅くても6GBを選んだ。

 

今回のまとめ

壊れかかったPSUは思いもかけないところにまで影響する。PSUを交換するまでマザーボードの#1 DIMMスロットが壊れてしまったと思い込んでいた。

特に必要ないのに速いオーバークロックメモリーを使うと弊害が出る場合がある。買うときは予算に余裕があったので軽い気持ちで速いメモリーを選んだ。速い分には構わないだろうと思ってのことだが、それが間違っている場合もある、と言うこと。それに無駄遣いは良くない。

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