水星と金星のランデブー
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以前の記事で触れた「納得いかない土星」の件に決着を付けたいのだが、晴れた夜に恵まれないので、昼間の地上の風景で画質確認をした。被写体は部屋の窓から見える電柱の一番上に取り付けられた碍子だ。
距離は50m程度。あまり無理なく焦点が合う。上の写真中央に写っている文字で画質を比べてみた。
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今まで「360pで最大にズームインすると、画素センサーの物理画素とピクセル等倍になる」と思い込んでいたが、これに対する疑いが生じた。以前同じ被写体を写し比べて確認したつもりだったが、前回の土星の写り具合を見ると「ちょっと待てよ」と言う気持ちになる。
本当なら、こう言う事はもっと早くやっておくべきだったが、夜晴れているとどうしても天体撮影優先になってしまう。今夜は晴れそうにないので、遅まきながら確認してみることにした。
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昼間晴れていても夕方近くなると雲が出てくる日々が続き、今日(5月28日)なんか雷雨になってしまった。天文道楽には最悪な毎日だと思いながら21時過ぎ外を見ると、西の空に上弦の月がかかっている。
大気は濁っている上、シーイングも悪い。それでも見えるだけマシと望遠鏡を持ち出したが、北の空には雲がかかって極軸が合わせられない。月が相手ならまぁいいか、元々3%違うからと、概ね北に向けて観測開始だ。
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前の記事に書いたとおり、IRカットフィルターをジャンクのデジタルカメラから調達する計画は頓挫してしまった。ジャンクカメラに近い価格水準で入手できないか検索するといくつかそれらしいものがヒットするが、ほとんどが「受注生産します。問い合わせ窓口はコチラ」的なものだ。
あまり一般的ではないキーワードにGoogleが出してくる広告は的外れなものばかりなのだが、今回は違った。「試作・実験用に1点から購入可能」とある。このような場合、外国製の商品を取り扱っている商社で、商社マンの人件費が乗っかった高い価格水準だったりする事もあるが、今回は「別途オリジナル品の製作も承ります」とあるので、そうではなさそうだ。値段が折り合えば、これは良いのではないだろうか。
!!注意!!
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以前の記事に、天体改造したLogicool C920のIRカットフィルターについて「ジャンクのデジタルカメラから調達するのが一番安あがりかもしれない。」と書いた。でも、これはダメなんだよね。
一眼レフに限らず、デジタルカメラの画像センサーの前についているのは単なるIRカットフィルターではなくて、OLPF(Optical Low Pass Filter: 光学的ローパスフィルター)にIRカットコーティングをしたものだ。「カメラのキタムラ」で\1000のジャンクを見つけて「すいませ~ん、これお願いします」と言いそうになった時、その事に気付いた。
「もしかしたら安価な天文用フィルターがあるかもしれない」と思ってスターベース東京に向かって歩きながらも、「センサーから離して使えば影響ないんじゃあないか?」と言う可能性を考えていた。
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天体改造する時レンズと一緒に取り外したIR(赤外線)カットフィルターの代わりにIDAS LPS-P1フィルター(現行はP2)を使っているが、どうも思わしくない。カラーバランスやレタッチでは修正しきれない色合いの変化や、フィルター倍率2(ISO感度が1/2)程度の感度低下がある。メーカーは従来型では不可能だった連続スペクトル型の天体もOKだと言うが、やはりこの種のフィルターは輝線スペクトル(単色光)を主体とした天体向きであって、連続スペクトルの被写体ではどうしても前述のような影響が出てしまう。もしかすると現行P2は、私の使っているP1より改善されている可能性があるが、全く影響が無いとは思えないし、買い換えて試すには高価だ。
元々ついていたのと同じような特性のフィルター、例えばBaaderのUV-IRカットの様な特性でもっと安価なものを探しているが、見つかるまでの間フィルター無しで何とかならないかと考えた。色合いはレタッチなどで何とかごまかして我慢すると、長い波長の光に関する分散(屈折率の違い)の問題が残る。これは純粋に反射鏡だけで出来ているニュートン式などでは発生しない問題だ。
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シーイングの悪い夜、大気の乱れが収まる兆候はないかと期待しながらWebカメラ越しに火星を眺めていたら、ゆらゆら揺れている火星がスーッと視野の端に近づいた。「極軸合わせをしくじったかな」と思って見ていると、3分位で今度はスーッと戻ってきた。おやおや、これは間違いなくPE(Periodic motion Error、ピリオデックモーション)だ。極軸がずれている場合は行ったきりで、こんなに短期間で戻ってくるはずは無い。
シーイングが改善しそうも無いので今夜はPE測定にしよう、と言うことで、カメラの向きを出来るだけ正確に上=北、左=東に合わせ、ウォーム2回転分、20分間の動画を撮った。先ずは直感的に把握するため、30倍のコマ落とし、今風に言うTime-lapse Videoを作ってみた。
目見当だと直径数個分かな。これは情緒に訴えるには良さそうだが、定量的に測るのには不向きだ。最後のほうで暗くなっているのは雲がかかったせいである。
今回はこの動画を元に出来るだけ正確にPEを測ってみた。また主な原因がわかったので、その対策も併せて紹介しよう。
画像などデータ処理には、動画の変換にffmpegを使ったほかはプログラミング言語Pythonで短いコードを書いた。Pythonは道具として使うには最も適したプログラミング言語の一つで、覚えておいて損はないと思う。これは各種ライブラリーモジュールが充実していることが大きく寄与している。今回使った主要なライブラリーモジュールは以下の通りだ。
なおPythonやそのライブラリーモジュールについては、解説やドキュメント類がインターネット上に豊富にあるので、そちらを参照してほしい。
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