クルマ

2010年2月10日 (水)

ホンダもリコール

今ラジオから、ホンダも何十万台規模のリコールを、国内外で行うとのニュースが流れていた。エアバッグ作動圧が高すぎて、破裂・部品が飛散するおそれがあるらしい。

トヨタのアクセルペダル系のリコール同様、海外で製造されたものだけが対象とのこと。海外展開をしてこういう形の問題を起こすのは、品質だけでなく色々な管理がシステマティックになっていないからだろう。国内であれば属人的に何とかなっていたものが、海外に出て破綻した結果だと思う。単に油断した、とか、目が行き届かなかった、と言った問題ではなく、現代日本には未だシステマティックに事を運ぶことを嫌う構造的・体質的な特質、ないしは勢力が存在していると思う。

以前、新幹線の停電事故のことを書いたときにもこの点を指摘した。この課題を乗り越えないと、日本の技術立国は危うい。

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2009年8月27日 (木)

中学生のアイデアに脱帽

以前の当blog記事『「静か過ぎるハイブリッド車に音出し装置」議論を嗤う』の続編になるが、コレには正直参った。

車速に応じて音の調子も変わるし、一定速度(20km/h)以上で音が止まるなど、望ましいと思われる要件を満たす中では、最もシンプルな仕組みではないだろうか。

多少課題はあるものの、克服はそんなに難しくないだろう。量産化されれば、コストパフォーマンスは最高になること間違いないので、早く製品化してデファクトスタンダードにしてしまう戦略がベストではないかと思う。

実に分かりやすいニュースだ。

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2009年8月15日 (土)

「静か過ぎるハイブリッド車に音出し装置」議論を嗤う

2009年8月13日の朝日新聞朝刊第11面・『声』(読者の投稿)欄に、中村哲也と言う人が以下のような投稿をしている。

『HVの音より まず法律守れ』
モーターで動くハイブリッド車(HV)が視覚障害者には静かすぎて危険なため音が必要との議論や対応策の取り組みが始まった。しかし、前提が違いはしないか。自動車が歩行者をないがしろにするような違法状態の解消を忘れていることが気になる。(以下略)

一つの正論だろう。『静かすぎるから音を出せ』と言う発想に基づきチャイムのような音を鳴らすのは、ベルを鳴らしながら歩行者を蹴散らすように歩道上を走る自転車を連想させ、滑稽である。

滑稽さの背景は、この件は最適な解(ソリューション)を含め、米国では一定の方向性が既に出ている事である。

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